2006年5月13日 (土)

カッコウの声

 11日、バス停で待っている時今年始めてのカッコウの声を聞いた。たった二声だけなので、幻聴ではないかと思ったほどだった。

 幻聴ではなく現実であった事を願っている。

 ここいらに来るカッコウはおそらく一羽か二羽位なのだろうが、その時期になるとあたり一面を飛び回ってうるさい位の大声で鳴く。鳩より小振りの鳥なのに、驚くくらいの大きな鳴き声なのだ。

 この鳥が「託卵」というきわめて悪辣ともいえる方法をとる鳥だ。つまり他の種類の鳥の巣にカッコウの卵を産み付け、雛がその鳥の雛より早く孵って後から孵るその本来の雛を巣の外へ押し出してしまうという。

 カッコウは渡り鳥で、毎年間違いなくここら辺に来るという事は夫婦で渡ってくるのか、毎年無事に新しい相手のカッコウと他の鳥の巣を見つけているということなのだろう。カッコウにはカッコウなりの大変な苦労があるのだろう。

 ともあれ、毎年鳴き声を楽しみにしている人間もいる事を伝えておきたい。今年も無事に子供たちを育てて欲しい。

 「インターネットは空っぽのカッコウの巣」という本があったが、カッコウ本来の巣というのも在るのだろうか。疑問である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月 4日 (木)

ツバメと白い烏と唄う犬

今年初めて、ツバメを見た。4月15日であった。4~5羽が飛び回り、その中の2羽が去年の巣のあったらしい箇所を盛んに調べている。その4、5羽は一家族らしい。去年育った子供達が両親と一緒に戻ってきたのであろうか。ツバメの家族が一緒に行動するのか不明であるが、もしそうなら楽しいことだ。

宮崎事件の最高裁判決を傍聴しに行った時、最高裁の上空に3、4羽のカラスが舞っていた。その中の1羽が白い烏であった。上空はるかを飛んでいるので、詳しくは分からないが確かに全身嘴の先から尾っぽまで真っ白であった。昔ならば吉兆と喜ぶべきことであろうが、残念ながら傍聴券は外れた。しかしこの白烏を実見できたことはうれしいことであった。東京都内最高裁近辺に白烏が生息していることは間違いない事実である。

賢治の「グスコーブドリの伝記」の講座が終了して、昼食に向かった時ちょうどその広場に一匹の犬が繋がれていた。その時正午の合図に音楽が流れ、犬はその曲に合わせて吠え出した。それは全く見事な歌としか言いようのないもので、犬は気持ちよく唄っていた。素晴らしい。見事である。私はその歌に聴き惚れた。犬は狼の血を引くせいか遠吠えをすることがあるが、この犬はそれから発展して歌を唄うことを覚えたのであろう。今でもまたその犬に出会って歌を聴きたいと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)